スマホで撮った顔写真を証明写真にしたい!センチとピクセルの割り出し方
就職・転職・資格更新など何かと必要になってくる証明写真。
写真館で撮ってもらって加工もして貰うとどこでも使える綺麗なものが仕上がりますよね。
次点で駅などに設置されている証明写真機を使って無難に終わらせるとか。
でも財布へのダメージが・・・
プリクラみたいなものだと思って気軽にボックス内に入ると、表示されている金額
「700円」
いつもより少しだけ良いお昼ごはんが食べられそう。
でもスマートフォンというタダで綺麗に写真が撮れるアイテムがある時代。
白い壁に背を向けて誰かに写真を撮ってもらえば、後はコンビニで印刷すれば100円もかからずに作れます。
でも自分の家にあるプリンターで印刷すれば、わざわざコンビニ行かなくていいんですよね・・・
ワタクシ善乃、先日こういう事がありました・・・
上司「善乃さん、証明写真撮ってくれない?それを3センチ×2.5センチで写真用紙に印刷してほしいんだ」
そう言ってスマートフォンを渡されました。
善乃がイラストや画像関係などに詳しいと思っての依頼です。
確かにイラストは描きます。きっと会社内の誰よりも画像に触れてきているでしょう。
データの中では。
正直イラストの印刷なんて普段しませんし、写真など尚更。
案の定戸惑ってしまい、結局上司と一緒に印刷することに・・・。
使えないなぁ善乃・・・(自分の心の声)
何がわからなかったのか
- 印刷する写真の切り出し
- 欲しい大きさとピクセル数の関係
のふたつが分からずに苦戦しました。
写真の切り出し(トリミング)についてはエクセルやワードで可能だということがわかったので、ここでは記述しません。
また別に記事を書きます。
欲しい大きさは3センチ×2.5センチなのですが、印刷ソフトで求められた値は
「ピクセル」でした。
「3センチで印刷したい!」と思っているのに、印刷設定で「何ピクセルで印刷する?」と聞かれているのです。
センチ単位でお願いしたいんですが・・・?
「ピクセル」はイラストを描いていてもよく出て来る単語ですが、あまり理解していませんでした。
なので勉強がてら、分からなかった事を自分メモとして残そうと思います。
ピクセル
デジタル画像の最小単位。
スマホやパソコンで見る画像は、つまるところ点の集まりです。
その点(ドット)に色情報を追加したものがピクセルということになります。
色のついた1点=1ピクセル
このくらいの認識でいいです。
家電量販店で販売されているカメラの説明に「画素数」という言葉が使われていますね。
画素=ピクセル という意味です。
画素数が多いほど細部までハッキリ写すことができます。
つまり同じ大きさの画像でもピクセルの値が大きいほど細かく描写できるわけです。
dpi(解像度)
dots per inch の略。
”1インチにどれだけドット(点)が含まれているか”の単位です。
例:印刷物はdpi(解像度)が高くないといけない
inch(インチ)
大きさの単位。
1インチ=2.54センチ です。
例:21インチのタイヤの自転車
50インチの大型テレビ
ピクセル・センチを割り出す方法
これが具体的に善乃が直面した疑問点です。
上記の単語を理解すると、ピクセル・センチ両方とも計算で求めることができることがわかります。
一般的に印刷物の解像度は350dpiであると言われていますが、ここでは例として300dpiとします。
例:解像度300dpiの写真(3センチ×2.5センチ)を印刷する場合のピクセル数は?
≪縦≫
1インチ:2.54センチ=xインチ:3センチ
→ 3センチ=1.1811インチ
解像度=”1インチにどれだけドット(点)が含まれているか” を考慮して
今回は300dpiが1インチに含まれているということなので
300dpi×1.1811インチ
=354.33ピクセル
≪横≫
1インチ:2.54センチ=yインチ:2.5センチ
→ 2.5センチ=0.9842インチ
300dpi×0.9842インチ
=295.26ピクセル
つまり3センチ×2.5センチの写真を300dpiの解像度で印刷する場合、
そのピクセル数は354.33 × 295.26となります。
まとめ
今回はピクセル数を求める計算式でしたが、解像度とピクセル数がわかっている場合は逆にサイズを割り出すことができます。
カタカナやアルファベットで表される画像印刷の用語ですが、理解してしまうと意外と簡単でした。
1インチ=2.54センチ
という式は覚えておくと色々なところで使えると思います。
とりあえず家にあるテレビやパソコンのモニターのサイズを計算してみてはいかがでしょうか。