善式|母子で生きる道

僕とオカンと僕とオカン

地図が読めない女にならないために母がしたたった1つの方法

僕は現在、測量会社で図面を描くお仕事をしています。

肩書としては測量士補のCADオペレーターです。

 

図面は地図のようなものですので、方向感覚・空間把握能力が多少なりとも問われます。

 

「女性は空間把握能力が低い」・「女は地図が読めない」

などと言われることが多いですが、それは「血液型がAの人は几帳面、Bの人はマイペース、Oの人は大雑把、ABの人は奔放」と言っているくらい 適当な話 だと僕は思います。

 

A型でも周りが引いてしまうくらいだらしない人もいますし、B型でも協調性のある人がいます。

そんなもの「人それぞれ」です。

 

ただ、僕のオカンが コレ をしたから が「地図が読めない女」になる可能性を潰した のではないかと思うことが1つあります。

 

今回はそれをお伝えします。

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「 車の助手席に地図を持たせて座らせる」

これだけです。

つまりナビ役です。

 

もちろん初めはアタフタします。

今自分たちがどこにいるのかを理解するところから始まります。

 

僕はこれを小学4年生時に経験しました。

父親の転勤で福岡に引っ越したばかりのころです。

 

決して早い段階の強制学習ではありません。

学校で地図記号を習ったかなぁ、くらいの時期です。

 

当然オカンも知らない土地であり、気の向くままに車を飛ばすわけにはいきません。

ふたりで頭上に「?」を浮かばせながら必要最低限の地理を頭に叩き込みました。

 

カーナビもなくはない時代でしたが、本屋でもコンビニでも買えるお手軽な地図をオカンは選択しました。

今よりかなり高価なものでしたからね。

カーナビは。

 

そうこうしている間に地図を読むコツがわかってきます。

地図を読むコツ

  • 目立つ建物を目印にする
  • 交差点名標識(信号機にぶら下がっている地名看板)を追う

 これができれば「地図が読める」と言っていいと思います。

 

コンビニやガソリンスタンドなど、地図に載っている店舗のマークを把握できると運転者に説明ができます。

「ローソンの手前の道を左折してね」

という風に。

 

そして信号(交差点)の数でも運転手に説明できるようになります。

「今《○○1丁目》の信号だから、あと3つ先の《○○学校前》っていう信号で右折してね」

という風に。

地図が読めなくても是非やってほしいこと

そうは言っても、どうにも地図と相性が悪い。

そういう人はいると思います。

それはそれで仕方がありません。

でも、これだけはしておいてほしいことがあります。

 

紙の地図を持ち歩くこと。それだけです。

知らない土地に行く場合は特に。

 

今はほとんどの車にカーナビがついている時代です。

カーナビがなかったとしても、携帯電話・スマホがあればナビゲーションシステムが導入されています。

 

「このまま真っすぐ」「次の信号を右方向です」「信号を渡ってください」などのの指示を理解できれば目的地にたどり着くことができます。

 

でももし電波が届かない場所だったら?

スマホの電池が切れたら?

 

全国地図でない限り、紙の地図も大して重さはありません。

鞄の底に入れておけば、いざという時に使えるかもしれない。

 

もし読めなかったとしても目的地周辺の地図を用意しておいて損はありません。

いや、持っておいてください。

 

理由はふたつあります。

理由その1:道を人に聞きやすい(聞かれた人が答えやすい)

僕は外出をすると結構な頻度で道を聞かれます。

 外国人、親子連れ、お年寄り、様々な人から聞かれます。

 

そのときに例えば「○○公民館ってどこですか?」と聞かれても、僕も電車を乗り継いでその場にいるので自分の目的地しか知らないことが多いです。

 

そこでサッと地図を出してくれると非常に助かります。

「今現在ココにいて、あなたはココに行きたいから、この道をこう・・・」

と、地図を実際の方向に合わせて回転させて、進む方向を指さしながら共有できるのです。

 

しかし、何にも持っていないと道を聞かれた人がわざわざ調べなければいけなくなるのです。

もちろん知らなければ「わからない」と答えて別の人に聞くように伝えればいいのですが、僕のような≪お節介人間≫はスマートフォンを取り出して調べてしまうのです。

当たり前ですが、面倒くさいです。

 

理由その2:地図を広げているだけで道を教えてくれる人が寄ってくることがある

ごくまれにですが、とても親切な人が「どこに行くの?」と声をかけてくれます。

迷子中の神といえる存在です。

そういう人はもしその場で道が分からなくても交番とかの場所を教えてくれます。

 

ここで注意すべき点は「怪しい人には付いていかない」

優しい人だけだったら良いのですが、迷子を狙った悪い人もいます。

「連れて行ってあげる」という言葉にホイホイ釣られないようにしましょう。

とはいえ判断がつきづらいので難しい点ではあります。

地図の簡単な入手方法

みなさんご存知「Googleマップ」で目的地周辺をスクリーンショットして印刷、携帯電話・スマートフォンの画像フォルダに入れておく。

それだけです。

 分かりやすいスクリーンショットの撮り方

 目的地と最寄りの駅を同じ画面に入れること!

最重要事項です。

 

もし「田舎だから駅まで入れると詳細がわからないよ」ということなら、何枚かに分けましょう。

  • 目的地と最寄り駅が入った大まかな1枚
  • 目立つ建物や道路をと最寄り駅が入った1枚
  • 同じ建物・道と目的地が入った1枚

枚数は増えますが、自分が「これなら見やすいかな」と思えるあたりまでスクリーンショットしてください。

あとは印刷するだけです。

 

おわりに

この記事では「とにかく地図(現物)を持つこと!」とお伝えしました。

 

しかし「準備したにも関わらず旅行先で道を聞く人がいなかった!」という状況を回避するための方法を最後にお伝えします。

 

旅行中だったら、最寄りの駅(路中でも)にいるタクシーの運転手に聞くのが一番

乗らなくていいです。

もちろん乗った方がタクシーの運転手は助かるでしょうが「この近くのはずなんだけど」くらいの距離の場合はどんどん聞いた方がいいです。

 

迷子で精神を消耗するくらいだったらさっさと解決して楽しんだ方がいいですしね。

 

地図を嫌いにならないで・・・と言いたいだけの話でした。

それでは。